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読書感想文の書き方

 

この前書いたエントリー

pbooks.hateblo.jp

がアクセスいただくことが多いので読書感想文の書き方に関してのエントリーを…

皆さんは読書感想文の文章をどう組み立てますか?

ほとんどあらすじを書いて文字数を埋める方

「楽しかった」「つまらなかった」など漠然とした表現をくみあわせて埋める方

などなどいろいろいらっしゃると思います。

実際、読書感想文って実際あらすじを書くと結りますよね笑

さて、今回は個人的に一番簡単、かつそこそこのものに仕上がる方法を紹介させていただきます。

それは名づけるならズバリ「あらすじ型」です。

簡単に説明させていただくとあらすじを簡潔に書き、気に入ったところなどを重点的に取り上げる方式です。

たとえば宮沢賢治さんの「注文の多い料理店

注文の多い料理店 (新潮文庫)

注文の多い料理店 (新潮文庫)

 

 で説明させていただくと

ある猟師の二人組が山に入って狩りをしていたところ、あるレストランを見つける。その名も「注文の多いレストラン」

レストランに入り、席にたどり着くまでドアが多くあり、そこでいろいろな指示を受ける猟師たち

しかしそれはまるで猟師たちが「注文」されているような内容だった

それに恐怖を受ける猟師たち

しかしながらついには最後のドアまでたどり着いてしまった。

扉の向こうを想像し、震える猟師たち。

もうだめかと思ったその時、猟師たちが連れていた猟犬がドアに飛び込んだ

・・・気が付いたときには猟師たちはさっきまでいた山の中にいた。

結局、あれはなんだったのだろうか不思議に思う猟師たちであった。

あらすじはこのように簡潔な方が評価が高いと思います。

なぜなら長文だと後述する読書感想文に必要となる要素が詰め込み切れないと考えるからです。

このあらすじの後は、引用の嵐です。

セリフ、感情表現、気に入ったものバンバン引用し、それに関して思ったこと、感じたことを書いていけばそこそこの文章になる上、結構埋まります。

しかしながら接続詞の使い方等、自然な文章になるようには心がけましょう!

さすれば、おそらく再提出はない程度の読書感想文になると思います!

保証はできませんが~笑

さて、「必要最低限の読書感想文」は出来上がりました。

これをよりよい高みに持っていくにはどうすれば良いでしょうか?

それは以下の3要素

「登場人物の心情」

「描写に対する感想」

「作者の伝えたかったこと」

をしっかりと描くことに尽きると思います。

それがしっかりできたら

もしかしたら、今回ご紹介した方法でも優秀な作品となるかもしれません。

ポテンシャルは高い方法のはずなのであとは皆さんの実力が試されるのです。

皆さんが夏休み中に無事読書感想文を仕上げ、新学期を迎えられることを祈ってこのエントリーを締めさせていただきます!

…ちなみになんですがあらすじ等に問題等ありましたらコメントいただけるとありがたいです!

それでは良い読書ライフを!